小じわや軽いたるみの改善におすすめのハイフシャワーの特徴は?

ハイフシャワーは、ハイフ機器を使って、超音波を顔全体の皮膚の浅い層へシャワーのように点状に照射することで、リフトアップや毛穴の引き締め、肌質を整える治療法です。通常のハイフより痛みも少なくダウンタイムもほとんどないので、本格的なハイフの前に試すのもおすすめです。そこで、今回は、ハイフシャワーの特徴と効果 についてご紹介します。

ハイフシャワーの特徴

ハイフシャワーの施術は、主にウルトラフォーマーⅢという超音波治療器を用いて行います。1.5mmと2mmのカートリッジ使用し、肌の表面を傷つけることなく、皮膚の真皮層に連続的に照射することで、肌質改善や小ジワの改善、リフトアップが期待できます。

なお、ハイフシャワーの施術にウルトラセルQプラスを用いる場合は、2.0mmのカートリッジを使用します。他のハイフ機器でも同等の深さのカートリッジを使うことで効果が得られます。

ハイフシャワーで皮膚の浅い層のみに超音波を照射すると、熱刺激が起こり、熱によって肌のタンパク質が変性して肌の組織が縮みます。これにより、施術直後から肌に強いハリと引き締め効果をもたらします。

そして、熱ダメージを受けた部位では、ダメージを修復しようとして線維芽細胞が活性化し、コラーゲンやエラスチンの生成が促進されます。これにより、1~2カ月程度かけて皮膚のハリや弾力がもたらされるとともにキメが整い、皮膚の引き締めや肌質改善などの美肌効果が期待できます。

ハイフシャワーのカートリッジは、形状が細かく調整できるようにつくられているので、目元や瞼など、通常のハイフではアプローチできなかった部位にも施術可能です。

ハイフよりも痛みは少ないですが、口元や目元などの場所はピリッと響くような刺激を感じる方もいます。また、ダウンタイムは短く、リスクも少ないですが、施術後まれに赤み、軽度の浮腫、痺れなどの副作用が起こる場合があります。

さらに、妊娠中や授乳中の方、皮膚炎のある方、過度の敏感肌の方など、施術を受けられない場合もあります。

ハイフシャワーの効果

コラーゲンやエラスチンは、加齢により減少し、皮膚の弾力が失われ、重力の影響でたるんできます。

加齢などによって衰えた顔全体の真皮層に熱エネルギーが届くと、タンパク質がギュッと凝縮され、肌が引き締まり小顔効果が期待できます。同様に、毛穴も引き締まるので、たるみ毛穴も改善します。

その後、照射熱を受けた部分を修復しようと線維芽細胞が活性化し、皮膚のハリを保つために重要な役割を担うコラーゲンやエラスチンの生成が促進されることで、たるみやシワが改善します。その結果、顔全体が若返った印象になります。また、コラーゲンが再構築される過程で顔全体にハリや弾力が生まれ、美肌へと導きます。

肌の線維芽細胞が活性化し、真皮層が元気になると、表皮のターンオーバーの正常化にも影響を与えます。その結果、肌のキメが整うことで肌のトーンアップ効果が期待できます。また、より透明感を引き出すなど、肌質改善の効果が期待できます。

まとめ

ハイフシャワーはハイフと比べると肌への負担やリスクが少ないので、初めてのたるみ治療にもおすすめです。

ただし、ハイフの方が皮膚の深い層に熱を加えるので、より高いリフトアップ効果がある、効果の持続期間が長いなどのメリットもあります。ハイフシャワーの特徴やハイフとの違いをよく理解して、自分の肌悩みに適した治療を選びましょう。