正しい脂性肌のスキンケアでテカらない素肌に!

皮脂が過剰に分泌して肌のテカりやべたつきを感じる脂性肌。そんな脂性肌は、ニキビ、いちご鼻や毛穴の開き、乾燥肌など、さまざまな肌悩みをもたらします。そこで、今回は、脂性肌の予防や改善のためのスキンケアのポイントについてご紹介します。

脂性肌の予防や改善のためのスキンケア

脂性肌の予防や改善のためには、まず、皮脂やメイク、毛穴汚れをしっかり落とすクレンジングや洗顔が重要です。

毛穴に詰まった皮脂やメイクは、過酸化脂質になって、一層、脂性肌を悪化させるので、毛穴の汚れをしっかり落とせるクレンジング料がおすすめです。ただし、脂性肌だからといって、脱脂力の強いオイルクレンジングを選ぶことは、必要な皮脂まで洗い流してしまうリスクがあるのでおすすめできません。

洗顔も、皮脂をしっかり落としながらも優しい洗顔料で、摩擦なく行うことを心がけましょう。回数が多かったり、ゴシゴシ洗いなどの間違った洗顔は、返って皮脂の分泌を促してしまいます。洗顔料は、どんなタイプでも、添加物の少ないシンプルなもので適度な洗浄力のものを選びましょう。脂性肌で、角質肥厚があったりターンオーバーが遅い場合は、酵素洗顔を適度に試してみることもよい方法です。

そして、脂性肌でも保湿は大切です。化粧水では、プロテオグリカン、ヒアルロン酸、コラーゲン、アミノ酸などの水溶性の保湿成分配合のものがおすすめです。乾燥やインナードライが原因でない脂性肌なら、適度に皮脂を抑えるコントロールをすることも大切です。

おすすめの成分は、水溶性ビタミンC誘導体のVCエチル、リン酸アスコルビルNaや、両親媒性のビタミンC誘導体であるAPPSなどです。ほかにも、整肌成分やエイジングケア化粧品成分としてもよく使われる、レチノイン酸トコフェリル、レチノール、ハマメリスエキス・アーチチョーク葉エキス、抗酸化成分であるビタミンE誘導体、フラーレン、アスタキサンチン、リコピン、プラセンタエキス、レスベラトロール、コエンザイムQ10、金コロイドなどもおすすめの成分です。

また、脂性肌でも乳液や保湿クリームなどで、油溶性の保湿成分を補うことも大切です。脂性肌は確かに皮脂分泌が多く、水分の蒸発を防ぐ力が強いので、過度に油溶性成分を使う必要はありませんが、冬の乾燥の時期、口元や目元、テカリがインナードライ肌による場合などは、油溶性成分を補うことが必要です。油溶性の保湿成分には、セラミド、シアバター、スクワラン、ワセリンやオリーブオイル、アルガンオイルなどがあり、油溶性ビタミンC誘導体のVCIPは、ニキビ対策としても使える上にエイジングケアもできるので、おすすめの成分です。

さらに、紫外線ダメージはメイクを酸化させたり、バリア機能低下の原因になるので、日焼け止めなどで紫外線対策を行いましょう。脂性肌でもエイジングケア世代なら、刺激の少ないノンケミカルの日焼け止めがおすすめです。

エイジングケア世代の脂性肌におすすめの成分

エイジングケア世代の脂性肌の方で、保湿と抗酸化やエイジングケアも一緒にしたいなら、ナールスゲンがおすすめの成分です。ナールスゲンは、水溶性のアミノ酸誘導体で、保湿作用があります。それに加えて、表皮で抗酸化物質グルタチオンを増やす作用、真皮にある線維芽細胞を刺激してコラーゲン、エラスチン、ヒートショックプロテイン47、ヒートショックプロテイン70、ヒアルロン酸を増やす作用、光老化による肌老化を軽減するはたらきといった、さまざまなエイジングケアの効果が期待できます。さらに、刺激がなく使いやすいエイジングケア化粧品成分です。

まとめ

脂性肌では、どうしても皮脂が気になるので、無理に取り除こうと、誤ったスキンケアを続けてしまうと悪化してしまいます。スキンケアや生活習慣を見直して、皮脂が過剰に分泌されない健やかな素肌づくりをしましょう。